平成29年2月6日、西鉄グランドホテルにて、18回目となる「2017フーバ着物の集い」を開催いたしました。
開催にあたり、井手口理事長より県外からお越しいただいた方々、毎年楽しみにご参加いただく組合員の皆様にお礼を申し上げました。
会場には、福岡美容専門学校の着付専科を受講した学生140名も参加させていただいており、「次世代の美容・着付文化を担う若い方に育っていただきたい」と学生には、お声かけいただきました。
第1部は「婚礼の現在(いま)」として前半、「第44回全日本美容技術選手権大会」中振袖着付競技の選手3名が帯結びを披露いたしました。
後半は、全日本美容講師会の福岡県支部会員による「現代の花嫁」と題し、着付ヘアメイクの実技展示を行いました。4名の和洋華やかな花嫁はどれも見ごたえのある仕上がりでした。
第2部では、京都を拠点にご活躍されている高倉流衣紋道の熊谷範子先生をお迎えし、「有職故実」について、十二単にまつわる日本の伝統儀式など時代背景考察をお話いただきました。
熊谷先生に解説いただきながら、十二単の御方様(おかたさま)の着付の実技展示の後、光源氏が登場し雅な舞が披露されました。
そして、光源氏の求愛に対して一枚の着物を残し、逃げ去った御方様を源氏がセミの抜け殻に例えたと云われる「空蝉」の展示がされました。
フィナーレは出演者総勢のステージで、ご来場いただいた皆様に雅な世界を興じていただき、盛況のうちに幕を閉じました。
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